メダロットシリーズについて

 メダロットとは、メダルによって機動する人型機械、つまりメダルロボットの略称である。 Wikipediaより

はい。そういうことでメダロットです。今は亡きイマジニアの手によって作られた傑作、メダロットです(二回目)。メダロットは1~最新まで全てのやっているが、どこかで道を違えたように思う今日この頃。でもdualは好き


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 初メダロットはなんと2のパーツコレクション。例のカメレオンクラブで裸一貫のソフトを購入した。当時お値段1500+税。お小遣い3ヶ月分

 

 メダロットほどデザイン、効果音、ゲームシステムに恵まれたゲームはないと思う。ほるまりん先生の産み出したメダロットはどれも巧妙で、子供受けするけど大人にも心揺さぶる造形をしている。

 初めてメダロットを触った時に、そのヘンテコさに驚いた。スミロドナットのストローハンマーを選ぶと、腹部からおもむろに飛び出す鉄球には疑問符が止まらなかった。ビーダマンみたいにハンマーを打ち出していると思っていたが、アニメを見て考え直した記憶がある。そのハンマーの形容しがたい音とパーツ破壊が楽しくてすぐに病み付きになった。

 
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 画像はネットから

 クワガタ版でよくみる光景。がむしゃらの効果もわからず連発した。そのためレーザーは当たると大抵即死。ロクショウにはクリティカルしかこないと思っていたあの頃

 


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 画像はネットから

 メタビーのカッコよさはピカイチ。でも私はクワガタ派だった。その理由はなんと敵としてメタビーに会いたかったから。子供ながらに拗れた性癖を持っていたようだ。

 当時パスワードなど抜け道を知らない私が感じていたのは、主人公機に対する憧れと興奮だった。メダロットシリーズ(GB、GBAあたり)ではストーリー上、選んだバージョンと別バージョンの主人公機と2度ほど戦う機会があって、勝つと当然パーツが貰えるが、一式揃えられなかった。それは通信で集めてね、という意図であったのであろうが、通信ケーブルも、メダ友もいない私にとっては不可能なこと。ついに揃わない、手に入らないことが興奮をもたらしたようだった。クワガタではどうしてもカブトのパーツが手に入らないので、憧れを強く抱き、敵として登場すると頭が痺れるような興奮を得ていた。そこに私のメダロットに対する思いの原点があったように思う。そういえば、アシンメトリーを好んだり、女性型のロボットにおかしな感情を抱いたのもこのあたりか(異常性癖)

 


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当然メダロット3はクワガタ。 ブラックビートル/スタッグが新しく敵として出てきたが、スタッグはクワガタでは影も形もない。この時にブラックスタッグへの情熱を積もらせた

 

 メダロット3は中でも思い入れが強い。それは、記念すべきメダチェンジ初登場作だからだ。はっきりいってサイカチス、ドークスなんてメダチェンジしないほうが強そうだと思っていたが、当時はドライブ~の響きに震えた。ロンガンとかすごく使いたかった。

 実際メダチェンジするとパーツの装甲が合算になり、基本的に性能も向上するので、常識的に考えてメダチェンジ持ちは、明らかに強かった。メダロットの難易度は、はっきりいってガバガバだったが、その事について不満を持ったりは一切なかった。ストーリー攻略しかしないことと、子供だったことも関係していたと思うが、対戦なんてあって無いようなものだったからバランスなんてどうでもよかったのかもしれない。私にとってメダロットはそういうゲームで、不思議な中毒性を持っていた。

 

 しかし、数年の時を経て発売されたメダロットDSはそれらの思いを過去にしたように思えた。

 

その2に続く